2025/01/01 00:00
LCMN
山形県長井市の伝統工芸品である「長井紬」をベースにして
縫製、加工までを長井市で行なっているブランド。
このブランドの特徴はなんと言っても繊細な絹織物である長井紬を
贅沢にファッションに落とし込んでいるところ。
あまり耳慣れしない方も多いと思うので長井紬についても説明しておきますと、、、
そもそものはじまりは江戸時代。
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
という言葉で有名な米沢藩主「上杉鷹山」が財政難に陥っていた藩の新たな産業として
蚕の養殖を進めたのがきっかけなんだとか。
そこから技術の進化と共に、生地に柄を描くのではなく糸の段階で色を入れておき、
織り上げることで柄が浮かび上がる技術「絣」をアイデンティティとした織物になっていきました。
これは本当に緻密で繊細な技術がないと作れない織り方で、長井紬が高級品として扱われている大きなポイントになっています。
LCMNでは織り上がった織物を一度水に浸して縮めることで、洗濯しても極端に変形することを防ぐような工夫がなされています。
長らく着物向けの織物として活用されてきたものを、現代のカルチャーでファッションに再構築することで
古き良き日本の文化と、現代文化の融合を一つの商品の中で表現しています。